■日仏フィグー社・美術部門は、国際公募美術展の元祖でともいえる歴史を持つル・サロン展への日本からの応募を試みる皆様へのサポート業務をル・サロン展主催元のパリ・フランス芸術家協会事務局のご協力のもとで行っております。日本国内唯一の応募サポート業務(ご自身で頑張って応募される方に対するサポートサービス)を遂行させていただき、自らパリのサロンへの道を切り開こうとされる皆様を応援させていただいております。グループ応募扱いとなる日本からの応募代行ではなく、ル・サロン本来の形である個人で行う応募をサポートさせていただいています。このコーナーは、ル・サロンを通じて、フランスで作品を発表して行こうという皆様のための情報コーナーです。 ル・サロン とは 1881年のフランス芸術家協会設立以降、145年近い歴史を重ねて来たル・サロン展。その起源は、350年以上前に王宮内で行われていた彫刻の品評会にまで遡ります。まだルイ14世がフランスを統治していた1667年のことです。芸術アカデミー関連の人々が中心となって起こしたフランス芸術運動をきっかけに、品評会はその後のルーブル宮内のサロン・カレ(方形の間)に於ける美術鑑賞会へと発展し、このサロン・カレ(方形の間)を語源として、そこでの美術鑑賞会は次第にサロンと呼ばれるようになりました。 1855年には、ナポレオン3世がこの初期のサロンを大規模な展覧会へと発展させ、この時期から、ようやくサロンは本格的な美術展としての形を成すことになります。 1881年、フランス政府公認の民間組織・フランス芸術家協会が設立され、この組織が国営であったそれ以前のサロンの運営を全て引き継ぐことになり、それと同時に官展としてのサロンの歴史は終わりました。そして、民営化された現在のル・サロン展の歴史はここから始まりました。ですから、日本では現在のル・サロン展が官展であるとの誤った情報が多々見られますが、それは事実とは異なる情報であり、日本に於いては、パリのサロン展に対する本当に正しい情報が美術関係者の間でさえ欠落していることを示しているようです。民営組織であるフランス芸術家協会による運営になった後も現在に至るまでの約145年間、この国際公募展ル・サロンは、紆余曲折がありながらも、存続し続け、現在までその歴史を刻み続けています。 フランス芸術家協会によるル・サロンが1881年に誕生して間もなく、アカデミックな形から脱却できない審査内容やその運営方針などに多数の異論が出、それをきっかけとして、それから数年のうちに新たなサロン展が多く誕生しました。1900年代のパリ・サロン界を牽引しフランスを代表する国際公募展として広く知られるサロン・ドートンヌや、時代を先取りする無審査制度を何処よりも早く取り入れて多くの著名アーティストを世に輩出してきた世界的に著名なパリ・アンデパンダンなどもそういったサロン展のひとつといえます。これら現代の芸術にも通じる新たなサロン展の誕生や、そこから広がった世界各国の美術公募展が出来るきっかけを作ったのがル・サロンだということになります。 近年、ル・サロン展は毎年1回(時期は年度によって異なります)、パリ市内の会場を使用した複数サロン合同展(ART CAPITAL / アール・キャピタル)の中で開催されるようになり、より幅広い層の来場者に向けてル・サロン入選作品が展覧されるようになりました。時代の流れとともに、ル・サロン展の内容やその存在意義も変化し、現在ではフランスでの作品発表を目指すアジアなど海外からの応募者が目立つようになりました。プロ・アマ問わず様々な国から出品されたバリエーション豊かな作品が見られる開かれた公募展となっています。 ル・サロン展主催元のフランス芸術家協会によると、毎年、フランスを含む各国から約1,000名前後の応募者がル・サロン展での作品展覧を目指しエントリー(入選者は毎年約600名程度〜)しているとのことです。近年、日本からは毎年300名以上の応募があり、毎年多くの方が日本からのル・サロン挑戦を成し遂げ、そして入選を果たしています。展覧会の半年ほど前に招集されるパリでのル・サロン審査会(非公開)にて入選を果たした作品は実際にパリでのル・サロン展にて展覧される義務を負うこととなるのです。 基本的なル・サロン展への作品応募は、主催元であるフランス芸術家協会(Societe des Artistes Francais)のホームページからとなりますが、応募期間は近年は、6月〜7月ごろ(年度によって期間が異なる場合があります)のみとなっています。その期間に、翌年のル・サロン展に向けての応募が受け付けられます。まずは期間中に、フランス芸術家協会(Societe des Artistes Francais)のホームページの応募期間限定ページ(https://www.artistes-francais.com/inscription-salon)からサロン応募規約(REGLEMENT SALON)をダウンロードし、応募期間などの内容を確認した後に期間内の応募が可能であれば、記載されている現地のル・サロン側銀行口座に国際送金を行うことから応募手続きは始まります。送金が完了すれば、あとは、ホームページから、日本の公募展同様に、ご自身の簡単な情報(お名前や生年月日、応募ジャンルなど)と作品の情報を申込フォーム入力(または記入)し、予め用意した応募作品の写真データと国際送金時の振込票を撮影した画像データをアップロードして応募すれば完了です。応募自体は、意外と簡単ですが、日本語には対応されていませんので、その点のみ注意が必要です。 尚、ル・サロンの審査は実際の展覧会で展示する作品を決めるために審査員の皆さんが忙しい合間を縫ってボランティアで行っていらっしゃるものですので、入選後の無責任な出展辞退は許されるものではありません。日本人応募者全体の信頼維持の為にも、入選時には必ず作品をパリに運んで出展することを前提に応募されますよう、お願いいたします。 もしも、ル・サロン展への応募を試みるうえでお困りの場合は、お気軽に日仏フィグー社までお問合せフォームから、ご相談くださいませ。 尚、日仏フィグー社は、日本国内の美術出版事業者や他の美術関連事業者ならびに展示会運営業者とは一切関係いたしておりません。また、非営利組織の立場を守る必要があるル・サロンを日本の営利活動に利用する国際マナーに反した業務も一切行わず、主催元のパリ・フランス芸術家協会事務局のご協力のもと、ルサロンと日本の皆様の純粋な友好関係保持に努めさせていただいております。 皆様の個人情報を守り、日本とフランス両国の皆様との信頼関係を礎に、ル・サロンと日本の皆様個人個人との純粋な橋渡し業務を遂行させていただくことを使命として、日々の業務に取り組んでおりますので、どうぞ安心してご活用下さいませ。 ●ホーム画面 ●前画面 ●問合せフォーム ル・サロン 応募データ ★主催:フランス芸術家協会(本部・パリ) ★会期:毎年1回(時期は年度によって異なります)、期間は年により5日〜1週程度 ※2025年度ルサロン展は2月18日〜22日にグランパレの合同サロン展内で開催予定です ※上記の会期は日仏フィグー社が合同サロン側に直接確認した最新情報です ★会場:パリ市内(年により変更あり) ★審査:フランス芸術家協会(ル・サロン運営元)の審査委員会による作品写真に基く審査 ★現地応募時期:フランス芸術家協会(Societe des Artistes Francais)のホームページから6月〜7月頃 ※正確な期間は年度により異なりますので、開催前年の6月〜7月頃に下記サイトをご確認ください ※フランス芸術家協会の応募ページ: https://www.artistes-francais.com/inscription-salon ★審査結果発表:年初〜3月頃に展覧会が開催される回は、開催前年の11月頃に発表 ★賞:各ジャンル毎に名誉賞、金賞、銀賞、銅賞の各賞あり(※他に、各団体や企業・個人からの私設賞あり) ★応募資格:特になし ★応募可能ジャンル:絵画、写真、版画、その他 ★現地応募費用:年度や為替レートにより異なりますが日本円で約5〜7万円前後 ※落選時はご自身での手続きにより6割ほどが戻ります ※正確な金額は応募時期に、毎年のサロン応募規約(REGLEMENT SALON)をご確認ください ※サロン応募規約は、フランス芸術家協会の応募ページで応募時期に確認出来る見込みです ★入選した場合の日仏フィグー社への現地作品搬入及び搬出代行依頼: F30号まで可 ※ご自身でルサロン側に直接応募手続きをされた方のみを対象としています。 ※日本からの国際輸送〜現地搬入〜作品展示〜現地搬出〜国際輸送〜日本への返却の全てを承ることが可能です(但し、諸条件あり) ※費用は作品サイズ(15号〜30号)やその年の輸送原価や為替レートにより異なりますが、 上記往復の全ての工程を含めて150,000円〜200,000円程度です。昨今の国際貨物輸送費用やフランスの現地人件費用高騰の中ですが、法に基づいた正規の通関手続きならびに空輸による国際航空貨物輸送と確実で丁寧な現地搬入出作業のセット価格であることを前提にすると、安心且つ大変安価な価格を設定させていただき頑張っています。 ※作品の正式な通関及び国際航空・往復海外輸送費や現地作品搬入出代行費を全て含んだ金額です。 ※日仏フィグー社ご利用者には作品の展覧写真やレポート、公式図録(通常は有料)など、作品の展覧を実感していただける資料をお届する無料サービスを実施していますので、ご本人が現地入り出来ない場合でも安心です。 ※料金は外国為替レートや輸送原価及び通関費用の変動などにより改訂する場合がございますので事前にご確認ください。 ★お問合せ先:日仏フィグー社・美術部門 / ル・サロン担当 ※ル・サロン担当のウィンドウが開かない場合は下記の各種連絡方法でも承ります。 ※電話: 079−542−2320 FAX: 079−542−0304 メール: nffigue@hotmail.com ※お問合せは毎日受付中ですが、電話受付は水・木曜日の日中に限らせていただいております。 ※神戸の北方、緑豊かな加東市(兵庫)にて、日本全国からのお問合せを承っております。 ※メールの場合は、タイトル・お名前(ご本名)・ご連絡先(お電話番号など)・お作品ジャンルを明記下さい。 ●ホーム画面 ●前画面 ●問合せフォーム ル・サロン 応募に関する よくある質問(Q&A) Q:ルサロン展に入選した作品の輸送を日仏フィグー社に依頼した場合の輸送方法は? →日仏フィグー社が日本からパリに皆様の入選作品を輸送する際には、必ずパリに支局を持つ日本国内大手輸送会社様との連携によって正式な国際通関手続きを経た安全なパレット上輸送で、尚且つ日本とヨーロッパを結ぶ主要航空会社様の航空機によってのみ行い、一般的な手荷物航空輸送や船便輸送などは一切行っておりません。 Q:日仏フィグー社にルサロン展への応募手続きの代行をお願いすることは出来ないのですか? →本来のル・サロン展の趣旨から、原則としてお受けいたしておりません。 Q:このサイト以外でもル・サロンに関する情報を得たいのですがお勧めの情報源はありますか? →まず、フランス芸術家協会の公式サイト( http://www.artistes-francais.com/ )は、ルサロン展主催元の公式ホームページですので最も信頼がおける情報源であることは確かです。ただし、フランス語(一部英語あり)ですので、自動翻訳などを使ってご覧になってください。完璧な日本語表示はされませんが、雰囲気だけでも伝わるはずです。 ※その他、ル・サロンについてのご質問は、お気軽にル・サロン担当までどうぞ。 現在の ル・サロン についての豆知識 近年のル・サロン展は、年に一度、5日間程度の会期でパリ市内の展示場にて開催される複数サロン合同展(アール・キャピタル:ART CAPITAL)の中で行われています。2006年以降、それまで別々に行われてきたパリの歴史的サロン展のうち、ル・サロン展、パリ・アンデパンダン展、デッサン水彩サロン展、サロン・コンパレゾン展などが「アール・キャピタル:ART CAPITAL」の名のもとに集結し、現在に至るまで毎年合同での華やかな展覧会が開催されています。会場は、主にグランパレ美術館やその分館が利用されてきましたが、今後については財政面などの関係もあり毎回の開催会場については不透明です。 当初、この合同サロンの中心的存在と考えられていたサロン・ドートンヌ展は、全く異なる方向性を持った複数のサロン展が合同にて開催することに異論を唱え、他会場での単独開催の道を選択しました。フランス在住の地元サロン関連アーティスト達の間では、グランパレ美術館(当時)での継続開催を優先し、他サロン展との共同開催の道を選択したルサロン展について賛否両論があるようですが、その答えは実際のルサロン展の中でのみ知り得ることが出来るのかもしれません。フランス芸術家協会(ル・サロン主催元)の公式ホームページ(フランス語または英語のみ)では、ルサロン展の歴史や現在の会員アーティスト作品(全ての会員ではありません)などが紹介されていますので、ご興味がおありになる方は是非覗いてみてください。きっと、遠い存在に感じていたル・サロン展がすぐ近くに感じられることでしょう。 ※ル・サロンについてのご質問は、お気軽にル・サロン担当までどうぞ。 ※ル・サロン担当のウィンドウが開かない場合は、メール(nffigue@hotmail.com)でお問い合わせください。その場合は必ずご本人様のご本名・フリガナ・Eメール以外のご連絡先(ご住所・電話番号は必須)・作品ジャンルを併記のうえ、送信してくださいますよう、インターネット・エチケット維持へのご協力をお願い申し上げます。以上の併記がない場合は、回答を差し上げることが出来ません。お電話でお問合せの場合は水・木曜日に限り、079−542−2320 にて承ります。 お問い合わせ先 ※ル・サロンについてのご質問及び各種申込み依頼は、お気軽に当社ル・サロン担当までどうぞ。 ※ル・サロン担当のウィンドウが開かない場合は、メール(nffigue@hotmail.com)でお問い合わせください。その場合は必ずご本人様のご本名・フリガナ・Eメール以外のご連絡先(ご住所・電話番号は必須)・作品ジャンルを併記のうえ、送信してくださいますよう、インターネット・エチケット維持へのご協力をお願い申し上げます。以上の併記がない場合は、回答を差し上げることが出来ません。 ※日仏フィグー社へのお電話でのお問合せ先(お電話受付は水・木曜日のみ): 079−542−2320 ※業務上の関係で繁忙期にはお電話での対応をお休みさせていただく期間が不定期にございます。 ※日仏フィグー社へのお問合せフォームからのお問合せは毎日受付中です。 ※フランス芸術家協会(ル・サロン主催元)への直接のご質問をご希望の場合はル・サロン公式ホームページから行なうことも可能ですが、その場合はフランス語のみとなります。 ※神戸の北方の緑豊かな加東市(兵庫)の桜堤を見おろす丘の上の事務所にて、北海道から沖縄まで、日本全国の皆様からのお問合せをお待ちいたしております。 ●ホーム画面 ●前画面 ●問合せフォーム |